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2011/10/22


【Ubuntu 11.10 (Oneiric)】 Oneiric インストール後の微調整

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この記事は,http://www.webupd8.org/2011/10/things-to-tweak-after-installing-ubuntu.html の翻訳です。
翻訳に不備がある場合は,コメントにてお知らせしていただければ幸いです。

一般的な微調整(GNOME Shell と Unity の両方に対応)

GNOMEにおいて,テーマやフォント,その他の変更ができる"Tweak Tool"

Oneiric では,デフォルトでは,デフォルトのGTKテーマしか切り替えることができません。
また,組み込みの GUI を簡単にフォントやアイコンテーマを変更することはできませんが,"GNOME Tweak Tool" を使えば,簡単にこれらを変更することができます。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install gnome-tweak-tool

一度インストールすると,GNOME Tweak Tool は,メニューに "Advance Setting" として表示されます。
GNOME Tweak Tool は,フォントやテーマの変更に加えて,GNOME Shell extention の有効/無効,デスクトップの微調整や,様々なウィンドウの挙動やGNOME Shell の微調整ができます。

スクリーンセーバをなくしたGNOME3.2

GNOME3 には,単に黒い画面のようなスクリーンセーバがありません。
スクリーンセーバを利用したい場合は,Xscreensaver を使います。
Xscreensaver は,apt-get で導入できます。
(以下のコマンドでは,gnome-screensave がインストールされている場合に削除します)
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get remove gnome-screensave

sudo apt-get install xscreensaver xscreensaver-gl-extra xscreensaver-data-extra

次に、メニューの "Screensaver" を検索し、必要に応じて設定を微調整。 Xscreensaver を追加します。
"自動起動するアプリケーション"を開いて,"xscreensaver -nosplash" を追加。 CTRL + ALT + L でロック画面が起動するようにしましょう。
Gnome Terminal:~$

sudo ln -s /usr/bin/xscreensaver-command /usr/bin/gnome-screensaver-command

適切にムービーが観られるように,"Caffeine" もインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo add-apt-repository ppa:caffeine-developers/ppa

sudo apt-get update

sudo apt-get install caffeine python-glade2

※これらの変更を戻し,もとの GNOME Screensaver screen を利用するには,以下のコマンドを実行※
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get remove xscreensaver xscreensaver-gl-extra xscreensaver-data-extra

sudo rm /usr/bin/gnome-screensaver-command

sudo apt-get install gnome-screensaver


Nautlus 検索

カレントディレクトリに多くのファイル/ディレクトリがあるときの,キー入力による検索が適切に行われない場合,これを修正します。
以下を選択します。

メニューバー > 表示 > ステータスバー


Synaptic のインストール

apt-get のフロントエンドである Synaptic は,Oneiricにはデフォルトでインストールされておらず,Ubuntu Software Center は多くの新機能を備えつつも,まだ Synaptic でできることのすべてをできません。
次のコマンドを利用して,Synaptic をインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install synaptic


オーバーレイスクロールバーを無効にする

オーバーレイスクロールバーを好まない場合,以下のコマンドによりその関連パッケージを削除できます。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get remove overlay-scrollbar liboverlay-scrollbar3-0.2-0 liboverlay-scrollbar-0.2-0

その後,コンピュータを再起動します。

※この変更を戻すには,削除した関連パッケージを以下のコマンドによりインストールし直します※
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install overlay-scrollbar liboverlay-scrollbar3-0.2-0 liboverlay-scrollbar-0.2-0

その後,コンピュータを再起動します。

有用性の高い欠けている機能: Webアプリケーションとプレファイルビューア

Oneiric では,GNOME3.2 の機能のうち,Webアプリケーションと,Sushi (高速なプレビューア)の2つが削除されています。
まずはじめに,Epiphany3.2.0が利用可能な,WebUpd8 GNOME3 の PPA を追加します。
Gnome Terminal:~$

sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/gnome3

sudo apt-get update

sudo apt-get install epiphany-browser

次に,Sushiを利用するためにUbuntu公式のリポジトリを追加します。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install gnome-sushi


バッテリーを長く使うために

カーネルに,電源のバグが本当にあるのかないのか分かりませんが,多くのユーザが Jupiter を使う方法,あるいは私たちがしばらく前に書いた調整方法を選択し,彼らのバッテリーの寿命は増えたでしょう。
次のコマンドで,Jupiter をインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/jupiter

sudo apt-get update

sudo apt-get install jupiter

EeePCをお使いの場合は,次のコマンドでSHE support をインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install jupiter-support-eee

他の調整を使う場合は,Linux Kernel Power Issue / Overheat Workaround (英語) を参照してください。

Sun/Oracle 以外の Java

"sun-java6"パッケージは,JDLライセンスから除去されたのが原因で,Oneiric 公式リポジトリでは利用できなくなりました。
Java 7 は Oneiric にはありませんが,3つの選択肢があります。

1, OpenJDK のインストール
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install openjdk-7-jre



2,LFFL の PPA にある Oracle (以前の Sun ) の Java 6
Gnome Terminal:~$

sudo add-apt-repository ppa:ferramroberto/java

sudo apt-get update

sudo apt-get install sun-java6-jdk sun-java6-plugin

3,手動で install Java 7 (JDK) in Ubuntu 11.10 Oneiric Ocelot (英語)

スタート時に Nautilus がクラッシュする場合の修復方法

Nautilusがクラッシュする場合,それは"nautilus-open-terminal"パッケージに由来するものなので,これを次のコマンドで削除します。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get remove nautilus-opren-terminal

それから,Nautilus を再起動します。
Gnome Terminal:~$

nautilus -q


自動起動するアプリケーション

スタートアップアプリケーションのダイアログで使用されていたいくつかのアプリケーション/サービスがなくなりました。
それらは /etc/xdg/autostart の下に隠されただけなので見つけられます。
ですから,スタートアップサウンドやその他の隠されたアプリケーションをスタートアップ項目から削除したい場合は,任意の /etc/xdg/autostart/*.desktop ファイルを削除します (Nautilus を root として開くには,"gksu nautilus"コマンドを利用)。
ただし,削除するファイルのバックアップを確実に取るようにしてください。


GNOME Shell の微調整

ALT + F2 の修正

ALT + F2 は,Oneiric の GNOME Shell では機能しません。
これを修正するには,"システム設定"を開き,

キーボード > ショートカット > システム

を開き,"コマンド実行プロンプト"の"無効"をクリックし,ALT + F2 を入力してショートカットを登録してください。

GNOME Shell のテーマを簡単に変更

GNOME Shell のテーマは,GNOME Tweak Tool で簡単に変更できます。
WebUpd8 のGNOME3 の PPA によって,必要なユーザテーマ拡張が利用できるようになります。
Gnome Terminal:~$

sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/gnome3

sudo apt-get update

sudo apt-get install gnome-shell-extensions-user-theme


画面下のメッセージトレイから,アイコンを上部のバーに移動

メッセージトレイに通知トレイが現れるのに気づいているひともいるかもしれませんが(デフォルトでは画面下部に隠されている),これはユーザをいらいらさせたり,困惑させることがあります。
しかし,これらのアイコンをトップバーに移動させる拡張機能があります。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install git-core

git clone https://github.com/rcmorano/gnome-shell-gnome2-notifications.git

sudo cp -r gnome-shell-gnome2-notifications/gnome-shell-gnome2-notifications@emergya.com /usr/share/gnome-shell/extensions/

それから,ALT + F2 を押して,"r"を入力して GNOME Shell を再起動します。

重要:この拡張機能は,コードにエラーがあるため,GNOME Tweak Tool で有効/無効にできません。
これにも関わらず,この拡張機能は静かに動作します。


シャットダウンメニューの表示

デフォルトでは,ステータスメニューにシャットダウンメニュー("電源オフ")はなく,ALT キーを押しながらでないとシャットダウンメニューは現れません。
しかし,Alternative Status Menu をインストールすれば改善され,"シャットダウン","ハイバネート"が,ステータスメニューに表示されるようになります(勿論 ALT キーを押す必要もありません)。
下記のコマンドでインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/gnome3

sudo apt-get update

sudo apt-get install gnome-shell-extensions-alternative-status-menu

それから,GNOME Tweak Tool を使って,この拡張機能を有効にします。

透明な GNOME Shell のテーマを使用する場合,GNOME Shell の上部のバーの下に表示されている Nautilus のメニューを修正

Zukitwoのような,透明な GNOME Shell テーマを利用する際,トップバーの背後に Nautilus のメニューが現れます。
グローバルメニューを削除する(一つ下の項目の"Unity の調整"参照)か,GNOME Tweak Tool を使って,デスクトップ操作の Nautilus を無効にする ("デスクトップ"の,"Have file manager handle the desktop" をオフにします)かの,いずれかの方法でこれを修正できます。
デスクトップ操作の Nautilus を無効にすると,デスクトップ上にアイコンが表示されなくなります。
これが大きな問題なら,アプリケーションメニュー(グローバルメニュー)を削除できますが,Unity でグローバルメニューが使えなくなります(Unity を使わない場合は問題になりません)。

GNOME Tweak Tool をインストールするなら,この記事の先頭を参照してください。

GNOME Shell に自動ログイン

自動ログインを有効にすると,Unity に自動ログインされます。
しかし,GNOME Shell に自動ログインする方法もあります。

まず,システム設定で"ユーザーアカウント"を開き,"ロック解除"でパスワードを入力してロックを解除し,自動ログインを"オン"にして,自動ログインを有効にします。
現段階で,Unity に自動ログインされるようになっています。
そして,下記のコマンドで,GNOME Shell に自動ログインするようにします。
Gnome Terminal:~$

sudo /usr/lib/lightdm/lightdm-set-defaults -s gnome-shell



Unity の微調整

Unity の設定(自動的に隠す,など)

Unity 3D は,CompizConfig Setting Manager (CCSM) を通じて設定できますが,CCSM はデフォルトではインストールされていませんので,下記のコマンドでインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install compizconfig-settings-manager

CCSM を使うと,Unity Launcher の出現モード[Reveal Mode]やタイムアウトの設定ができ,Unity Launcher を自動的に隠す (常に表示[Never],自動的に隠す[Autohide],ウィンドウが重なる時に隠す[Dodge Windows],アクティブウィンドウが重なる時に隠す[Dodge Active Window]),様々なキーボードショートカット,新しい ALT + TAB での切り替えの挙動[Key to start the switcher],バックライトモード[Backlight Mode],パネルとランチャの不透明度,ランチャアイコンのサイズなどをカスタマイズできます。

いくつかの簡単なものは,CCSM を使って調整できます(CCSM を開いて,"Ubuntu Unity Plugin"をクリック)。

ランチャの自動非表示を無効にするには:"Behaviour"タブの"Hide Launcher"を,"Never"を選択。

Unity Launcher 上に現れるマウントされたデバイスの表示を無効にするには:"Experimental"タブを開き,"Show Devices"を,"Never"に変更。

デフォルトでは,アプリケーションの開始時,ウィンドウサイズは通常はスクリーンの最大の75%で自動的に開きます。
自動的に開くウィンドウサイズを変更するには,"Experimental"タブの"Automaximize Value"を好きな値に調整し直します。

Unity 2D の設定

Unity 2D の設定のいくつかは他の微調整と同様に,パッケージ"dconf-tools"に含まれる"dconf-editor"を使って行えます。
インストールは,以下のコマンドで行えます。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install dconf-tools

それから,ALT + F2 を押して,"dconf-editor"を入力してこれを起動します。
下記の場所で,Unity 2D の設定ができます。

com > canonical > unity-2d

システムトレイを再度有効にする(通知エリア)

もはや Qt アプリケーションをホワイトリストに登録する必要がないかもしれませんが,それでも,Shutter,Jupiter などの他のアプリケーションでシステムトレイはまだ必要かもしれません。
次のコマンドで,そのシステムトレイをホワイトリストに登録することもできます。
Gnome Terminal:~$

gsettings set com.canonical.Unity.Panel systray-whitelist "['all']"

その後,再度ログインし直します。

グローバルメニュー(アプリケーションメニュー)を無効にする

グローバルメニューを好みませんか?
以下のコマンドで,トップパネルでグローバルメニューを使う代わりに,アプリケーションウィンドウにメニューバーを戻すことができます。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get remove appmenu-gtk3 appmenu-gtk appmenu-qt

その後,コンピュータを再起動します。

グローバルメニューを,関連パッケージを削除することなく無効にすることができます。
こちらの記事(英語)をご参照ください。

変更を戻すには,再びこれらのパッケージをインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install appmenu-gtk3 appmenu-gtk appmenu-qt

その後,コンピュータを再起動します。

LibreOffice でグローバルメニューを使う

デフォルトでは,LibreOffice はグローバルメニューを利用できませんが,下記のコマンドを使って手動でインストールすると,利用できるようになります。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install lo-menubar

問題が発生した場合は,以下のコマンドで簡単に削除できます。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get remove lo-menubar


ユーザアカウントの切り替えを無効にする

ユーザアカウントの切り替えは,コンピュータにマルチタイプユーザがログインできる便利なものですが,1人のユーザしか使わない場合,無効にすることでスペースを確保できます。
ここでは,既にパッケージ"dconf-tools"がインストールされているものと仮定して説明します。
ALT +F2 を押すか,Terminal を開くなどして,次のコマンドを入力します。
Gnome Terminal:~$

dconf-editor

以下の場所を開きます。

apps > indicator-session

"user-show-menu"のチェックを外し,Unity を再起動する(ALT + F2 を押し,"unity --replace"と入力します)か,ログインし直します。

何かを間違えたとき,Unity や Compiz の設定をリセットする方法

簡単に Unity や Compizの設定のリセット(英語)をコマンドで行えます(これらのコマンドを使用する際は十分に気をつけて,本当に必要な場合のみ使うようにしてください)。
1, Unity ランチャのアイコンの設定をリセット
Gnome Terminal:~$

unity --reset-icons


2, Unity をリセット
Gnome Terminal:~$

unity --reset


3, Compiz のリセット
Gnome Terminal:~$

gconftool-2 --recursive-unset /apps/compiz-1

unity --reset



他の"shell"を使う

デフォルトでは,Oneiric は Unity 3D (Compiz使用)になっています。
これが気に入らない場合,GNOME を使ったまま,別のインターフェイスを試すことができます。
Unity 2D

Unity 2D はデフォルトでインストールされていて,Unity 3D を実行できないコンピュータ用の予備として使用されます。
Unity 2D を使用するには,ログアウトしてログイン画面で"Unity 2D"を選択します。


GNOME Shell

GNOME Shell は,デフォルトではインストールされていませんが,Ubuntu 公式リポジトリから簡単にインストールできます。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install gnome-shell

一度インストールすると,ログアウトして,ログイン画面で"GNOME"を選択できます。


Classic GNOME 3 session

GNOME 2 classic sessionを使うこともできます。
以下のコマンドでインストールします。
Gnome Terminal:~$

sudo apt-get install gnome-session-fallback

そして,"GNOME Classic"をログイン画面で選択します。


この記事はアップデートを続けるつもりでいますので,目を離さないようにしてください。
もっと調整をしたい場合は,過去の記事 Things To Tweak / Fix After Installing Ubuntu 11.04 Natty Narwhal (英語)をご覧ください。

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